年を取ると、飛ばなくなる・・
あなたも、あなたも、、そこで素知らぬ顔をしている若者の貴方も
加齢と共に確実に飛ばなくなります ( ;∀;)
シニアゴルフ研究所にとっての「命題」の一つです。
この問題を解りやすく解説してくれている動画を見つけたのでご紹介します。
動画の製作者はアメリカのゴルフコーチEric Cogornoさんです。
この動画で最初に伝いている事は、
年を取ると、スイングのどこが一番変わるか ➡ 体の回旋動作が小さくなる
Eric Cogorno
ゴルフで、体の回旋というと、胸椎の回旋+骨盤の回旋の合わせ技です。
( 胸椎=胸部の背骨 )
一般的に、胸椎の回旋可動域は約40度 (少し腰椎の回旋も加えた数値)
骨盤は両足の上に乗っかているので、骨盤の回旋=股関節の内旋・外旋の結果。
なので、骨盤の回旋可動域は推定 約45度。
両足の付け根がグリグリと回って=腰が回る
その後、クラブ+腕の慣性で胸椎が捻じれる=胸が回る
つまり、飛ばなくなる原因は、「加齢と共に胸椎の回旋可動域の減少+股関節の回旋可動域の減少で体が回らなくなるから」と考えておくと、ここでは解りやすいと思います。
(もちろん、肩関節の可動域減少や単純な筋力減少等、他の要素も影響する筈)
動画では、シニアゴルファーにオススメの調整ポイントとして以下の点を挙げています。
・テークバックとフォロースルーどちらの回旋がより重要か➡テークバックの回旋
・テークバック回旋を大きくするのに効果的なのは➡クローズスタンス+右つま先のオープン
・クローズスタンスによりクラブの最下点(Low Point)が右に移動するのでボールはやや右より
・フォローでの多少の伸びあがり(extension)はOK (振りぬきスピードを殺さないため)
なるほど~
クローズスタンスと右つま先オープンで、骨盤の右回旋を補助するんですね。
「テークバックの回す量を増やす」と聞くと、肩をぐいぐい回したくなりますが(+o+)
下半身だけ回しやすい準備をしておいて、上半身はあまり強く意識しない方が良いかも知れませんね(^^♪
ここで、注意点は
回旋動作を増やす≠大きいテークバックを作る
ということです。
大きいテークバックを作ろうすると、多くの人は腕を使ってクラブを振り上げてしまうので、
胸椎はあまり回らず、起き上がってしまうだけなので、逆に力の蓄積がなくなってしまいます。
腕やクラブの位置はあまり気にせず、胸がキレイに回っていればトップ位置は少しコンパクトでも良いのかも知れませんね。
動画の後半では、
・クラブ軌道はインサイドアウトを意識して
・アーム(フェース)ローテーションは許容する
・フォローは回旋より、伸展(extension)を意識して
といった点が挙げられています。
テークバックで深く回旋できた分、クラブがインサイドから降りやすくなり、
フォローでは、スピン(回転)よりエクステンション(伸展)を優先させてヘッドスピードを上げていく。
アウトサイドに振りぬきやすいので、腕(フェース)の返りが自然に促される。
という感じでしょうか。
難しいのはエクステンション(伸展)の捉え方でしょうか?
あまり、聞きなれない単語エクステンションですが、
アドレスの姿勢から、真っすぐ立った姿勢まで上体を起こしてみると
体感しやすいかもしれません。
お尻の筋肉がキュっと締まって、腹筋に軽く力が入りますよね。
フィニッシュで、膝がしっかり伸びて、お尻がきゅっと締まっていると成功です。
腹筋から力が抜けていると、腰椎に負担をかけて腰が痛くなってしまうので注意しましょう。
いかがでしたでしょうか?
すでに実践されているポイントもあったかもしれませんが。
シニアゴルファーにとって「ドローで飛ばす」良いヒントになる事を願います。
まとめ
・テークバックでの体の回旋量を増やす(腕を大きく振り上げる必要は無い)
・下半身の準備として、クローズスタンス・右つま先オープン
・ボールを少し右寄りにセットする
・インサイドアウトを意識する
・腕のターン・フェースターンは許容する(クラブにまかせる)
・フィニッシュにかけてしっかりエクステンション(伸展)していく
エリックさんが動画で、「今時のPGA選手の打ち方とはちょっと違うよ、あいつらめっちゃパワーあるから、アームローテーションさせないでインサイドに振っても飛ぶから」と言ってますが、言ってるあなたがマッチョで少し説得力に欠けます(-_-)
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